Webをもっと身近にするCMS

CMS(Content Management System/コンテンツマネジメントシステム)とは、簡単に言うと、Webコンテンツを視覚的・直感的に制作できる、いわば“Webサイトやホームページが簡単に作れる”システムです。
Webコンテンツの構成は、テキストや画像などのデータと、HTMLやCSSによるレイアウトや装飾の情報、またページ間のハイパーリンクなどによって成り立っています。それらの情報を、それぞれ分離してデータベースに保存し、サイトやページの構築をシステムによって自動的に行えるように、必要に応じて処理を行うシステム、それがCMSなのです。
CMSを利用すれば、HTMLやCSSの知識がなくても簡単にWebサイトやページを作ることができ、Webの利便性が一気に身近になる、非常に便利なシステムです。

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このCMSが効果的に利用されている最も身近な例が、この数年ですっかり一般に定着したWeblog(ブログ)です。ページの色味やレイアウト、大まかなデザインをひな形(テンプレート)として数種類用意しておいて、ユーザ側で好きなものを選ぶこともでき、センスや技術に影響されることなく洗練されたWebコンテンツを作ることが可能なのです。
また、プロバイダ業者各社で、初心者向けの“簡単ホームページ作成”などと謳ったサービスにCMSを利用しているほか、インターネット上の巨大な辞典サイト「Wikipedia」もこのシステムを採用しているなど、CMSはインターネットを利用した様々な利便性を目覚ましく普及させるのに役立っています。自社開発のCMSを販売するソフトウェア会社も多く、一口にCMSといっても非常に多くの種類がしのぎをけずっていますが、今後さらにその傾向は加速することが予想されます。

CMSの種類

Webコンテンツの可能性や楽しさを広げ、この10年で一躍身近にしてきたもの、それがCMSです。ブログやmixiなどの超有名Webコンテンツも、CMSの普及によるところですし、最近の主流である、ユーザ参加で料理レシピや動画などを投稿するコンテンツサイトも、CMSの影響力なくしては語れません。
CMSウェアは一つだけではなく、商用のCMSからフリーCMSまで、タイプも得意分野も様々なものが数多くあります。新しくサイトを構築する際にCMSを使えば、初期コストも管理の手間も非常に軽減されるので、どのCMSを用いて構築するかを十分検討して選択することになります。
たとえば、CMSの代表格ともいえるMovable Typeは、拡張性とカスタマイズ機能の高さで、日本で最も人気があるCMSです。ブログシステムとしての利用が一般的ですが、ビジネスサイトにおけるCMSとしての利用も可能で、企業にも一般にも可能性をもたらすシステムです。


他にも、有償の商用CMSは、ソフトウェア会社がこぞって開発し、自社CMSの高機能や利便性を謳っています。それぞれ、ベーシックな機能の無料版を提供していたり、サイト構築から管理までをプロデュースしてくれたりと、サービスを展開しています。
一方、CMSには初期の頃から、オープンソースで広まってきたフリー(無料)ウェアも多数存在します。有名な所では、世界標準ともいえるブログシステムWordPressや、コミュニティポータルサイトの構築に使われるXOOPS、mixiのようなソーシャルネットワークシステム(SNS)を構築できるOpenPNEなどがあります。開発者は、それぞれの特徴や機能を比較したうえで、サイトの構築に用いるCMSウェアを選んでいくことになります。

フリーCMSの魅力

かつて、ホームページを作るにはHTMLやCSS、Webサーバやディレクトリ構造などの専門知識が必要でしたが、CMSを使えばそういった技術がなくても、ワープロソフト感覚で誰でも簡単にWebコンテンツを作成できます。そのため、ブログやSNSを始めとした一般ユーザ参加型のコミュニティサイトは空前の賑わいを見せていますし、企業やビジネスの場においても、膨大な情報の共有や管理に、CMSが幅広く利用されています。
CMSは今や、個人ユースはもちろん、ビジネスシーンでもWebコンテンツ管理の中心になりつつあります。CMSには非常に多くの種類があり、オープンソースで世界中の開発者に愛用されているフリーCMSもあれば、ソフトウェア会社が開発に意欲を注いだ、拡張性の高い商用CMSも多数販売されています。製品版CMSは、有償であるだけ機能やカスタマイズに優れ、サポートやニーズに事細かに対応してくれる利便性がメリットです。
しかし、高機能であればある程価格にも反映されてしまうので、高価なものになると数百万円に及ぶことも・・。

それに対して、フリーCMSはその名の通り全くの無料であることが最大の魅力です。インストールや設定、運営管理に際しては、それなりに多少の知識と技術が要求されますが、公式サイトやコミュニティ等でサポートに関する知識を入手することもできます。
フリーCMSは、世界中のソースを含めると数十種類を超える数多くのウェアが出回っていますが、コミュニティやフォーラムサイト、ブログやWiki、またグループウェアなど、それぞれ適した用途や得意な分野があります。最近では、膨大なCMSの中から、作成したいサイトの方向性に合わせて、最適なCMSを比較検討して選んでくれるサービスもあるようです。